過去の展覧会詳細
はいからモダン袴スタイル展 ―「女袴」の近代、そして現代 ―
今では女子大学生の卒業式のスタイルとして定着している女性の袴姿。宮中の装束に由来し、明治~昭和初期、およそ100年前には女学生の通学服として時代を象徴する装いであった袴は、現代においても魅力を放ち続けています。女性の袴が認められるまでには紆余曲折があり、また、袴は女学生だけでなくむしろより長く「働く女性」の装いでもあったことからは、ジェンダーレスで活動的な衣服としての側面もうかがえます。
和装から洋装へ移り行くはざまの短い期間に花開いた袴姿を、竹久夢二や高畠華宵が描いた絵、当時の雑誌、写真などの資料、さらに袴実物もまじえて展示し、その魅力や意義に迫ります。
会 期 | 2020年(令和2)1月7日(火)~3月29日(日) ※3/27(金)で閉幕しました |
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開 館 時 間 | 午前10時~午後5時(入館は4時30分までにお願いします) |
休 館 日 | 月曜休館 ※ただし、1/13、2/24(月祝)開館、1/14、2/25(火)休館 |
料 金 | 一般900円/大・高生800円/中・小生400円 (弥生美術館もご覧いただけます) |
お知らせ:
ギャラリートーク
担当学芸員によるギャラリートークを行います。
1/18(土)
2/9(日)3/7(土)
すべて午後3時より約45分間、事前申込不要、無料(要入館料)
※3/7日(土)に予定していたギャラリートークは、新型コロナウィルス肺炎の感染拡大の状況を受けまして、お客様、ゲスト及びスタッフの健康と安全を最優先に考慮し、急遽、中止させていただくこととなりました。
開催を楽しみにされていたお客様には、大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。何卒ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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竹久夢二「テニス」 (『新少女』表紙絵)大正4年 |
高畠華宵「春の丘」 (『少女画報』口絵)昭和4年 |
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梶田半古『魔風恋風 前編』口絵 明治36年 |
上:女学生の遠足 大正2年 下:袴姿の少女 大正15年 |